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KING CRIMSON Part 2

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King Crimson 2014の7か条の1

「King Crimsonがすべての人の喜びとなりますよう。私も含め」

2015年12月10日。12月7日に引き続き、今日も渋谷にやって来ました。King Crimson、東京公演の4日目。セットリストが毎日かなり変わっているので楽しみです。

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それではさっそくセットリストを追いながら備忘録および感想に行きましょうか。「続きを読む」をクリックしてみてください。

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前回はパンフレットだけだったのですが、今回は早めに会場入り出来たのでグッズ売り場に並び、Tシャツを買いました。どれにしようか迷って、結局かなりフツーなデザインのこれに。やっぱTシャツは着てナンボだと思うんですよね。Redのメーターのやつも良かったんだけど。

例によってサウンドスケープの心地よい音で満たされた会場へ。今日もTony Levinのくだりで客席は笑い声に包まれる。そしてメンバー登場。MelのフルートとTonyのアップライトベースのボウイング、っていう展開は今日も同じ。で、前列3人がパーカッションを色々鳴らして、今日は一旦ストップ。

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1. Peace - An End
今日はちょっとぎこちない感じもするJakkoの歌。しかしギターはキッチリ決める。Jakkoは全編、ファーストアルバムの顔が描かれたPRSのギターを弾いてるんだけど、このアコギの音はMIDIか何かで出してるのかな?

2. Radical Action (To Unseat The Hold Of Monkey Mind I)
3. Meltdown
4. Radical Action (To Unseat The Hold Of Monkey Mind II)
5. Level Five
前回聴いて一発で気に入った新曲Radical Action/ Meltdownが、本編開始早々投入される。FrippとJakkoによるクロスピッキングの正確なアルペジオの絡み、Jakkoの歌とリードギター、Melのサックス…実にこのラインナップでのスタジオ次回作が楽しみになる曲。そして、今日も違和感なくLevel Fiveに繫がる。スタジオ版でもLevel Fiveがなくて寂しくなりかねないくらい、曲の一部になっている。

6. Epitaph
今日の席は1階真ん中後方で、音のバランスは前回より良かった。それでイントロのFrippが弾くリードギターの音も今日はハッキリ聞き取れた。既に一度聴いているので、GavinとPatのドラムの小技を前回より楽しめた。リハーサル記録を追っていると色々試行錯誤した様子のMellotronサンプル、結局何を使っているのだろう。吟味しただけあってなかなかいい音。セットされたキーボードはnord lead 2なんだけど、これにはnordのMellotronサンプルは取り込めないはずなので、何か音源を鳴らしてると思うのだが。

7. Banshee Legs Bell Hassle
前列3人のドラム・パーカッションのアンサンブル。メロディー楽器が入ってなくても、作曲にFrippが参加してなくても立派にKing Crimsonの楽曲として機能している、ような気がする。まあ音だけ聴くよりライブで観てナンボの曲だとは思うけどね。

8. One More Red Nightmare
初日にはやっておらず、今回楽しみにしていた曲。3人がリフの合間にそれぞれひとりずつ妙技を披露する。みんなそれぞれスタジオ版のフレーズを導入したものを叩いていて、まるでBill Brufordが3人いるみたいで楽しい。Jakkoもやや無理しているし、John Wettonには似ていないけど、それでもいい歌を聴かせてくれる。Melのサックスも踊る踊る。UK再結成のライブでもたしかやっていたが、こちらの演奏の方が邪悪でカッコいい。聴けて良かった!

9. VROOM
妙にファンキーなサックスでベースパートに絡むMel。イントロのユニゾン・チョーキングがない。ドラムが3人ともあまり違うことをやっていない。…という感じで、なんだか小ぢんまりとした演奏。しかし2回目のベースソロにユニゾンで絡むフルートはカッコ良かった。この編成でもっと進化したバージョンを聴きたい。まだこの曲はダブルトリオ時代が最強かな。

10. Easy Money
今日も最高にカッコいい。間奏の時にふと気づいた。PatがJamie Muir、BillがDavid Cross、GavinがBill Brufordに見える…!今日はFrippのギターソロも良く聞こえた。細かいフレーズよりも音色で勝負する感じ。セクション後半のJakkoのスキャットも冴え渡っている。1970年代の曲で、この編成に最もよく合う曲の一つだろうな。

11. Hell Hounds Of Krim
観てる分にはとても楽しめる、ドラムのトリオ演奏。

12. Suitable Grounds For The Blues
ProzaKc Blues同様、King Crimsonの楽曲でBluesとつくものを字面通りに受け取っては行けない。またしても複雑なものである。とはいえ、Radical Action/ Meltdownほどではなく、わりと聴きやすいものでもある。

13. Letters
この日はバランスの良い場所で聴けたせいか、演奏もこなれて来たのか、フリーキー度合いがぐっと上がって聞こえ、実にカッコいい。これまた中間部の3人のドラムの絡み、それぞれにスポットを当てたところなど実に素晴らしい。このツアーが映像化されるのをとても楽しみにしているが、自由に好きなドラマーにフォーカス出来るのは、やはり実際に観ている人の特権。

14. Sailor's Tale
Billがライドシンバルを2拍3連で刻むと、同じくIslands収録のこの曲に突入。聴きたかった曲なので嬉しい。Billの軽快なリズム、Tonyのベースリフ、FrippとJakko二人のファズギターによる2和音の上をMelのサックスが自在に泳ぎ、飛び回る。中盤はドラムがPatに交代。Frippがテープエコー風のショートディレイを掛けてカッティングをするのだが、イマイチ原音のアタックが聞こえなかったのは少し残念だ。

15. The Court Of The Crimson King
名曲なのだが、他の曲が良過ぎてやや埋もれ気味に感じる。オリジナル編成のときのように暴力的なアンサンブルで聴きたい曲だ。しかしながら、初日よりグッと調子の良くなったTonyのベースがいい。

16. Starless
本編を締めくくるのは、今日もこの曲。後半の13/8セクションが初日よりこなれて来た。とてもカッコいい。ところどころ、誰も叩いている様子がないパーカッションの音がアレコレ聞こえるのだが、ルーパーとかで処理してるのかな。それともオケを流してるのかな。ま、いいんです。だってカッコいいんだもの。

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本日も本編が終わって写真撮影タイム。

17. Lark's Tongue In Aspic Part 1
ドラマー3人がパーカッション・アンサンブルを始める。…おや、これはひょっとして…と思っていると、Frippがリフを刻みながら滑り込んでくる。おおっ!初日しかまだ演奏していないLarks Part 1ではないか!今回の来日公演で、個人的に一番楽しみにしていた曲なので、また聴けて嬉しい。中間部のフルートソロでは、君が代を吹き始めた。客席からは歓声の渦が起こる。日本人は外国人に日本文化を気に入ってもらうと嬉しいっていう気持ちが強いからな。しかしね、この曲をアンコールっていう発想はなかった。てっきりRedあたりが来ると思ったんだけどなぁぁ。

18. 21st Century Schizoid Man
2日目では序盤に、3日目では本編ラストに持って来られた曲。今日は初日同様オーラスになる。中間部のジャズロック・セクションは今日の方が快調。全体的に、今日はTonyの調子が初日よりずっと良いと思う。Gavinのドラムソロも圧倒的。今日はリズムはあってるけど譜割は違うガムランかマリンバみたいな音がソロに被ってくる。だれがどうやってるんだろう。打ち込みかな?仮にそうだとして、Frippがヘッドフォンをして弾いてるからって、そんな簡単に併せられる代物じゃない。最後にクラッシュシンバルがミュートされて、この日のショウは幕を閉じた。

昔の曲をやってくれたことも嬉しかったけど、それより新曲が素晴らしいことに感銘を受けたもので、早く新譜が聴きたい!と思わせてくれるコンサートでした。スケジュールと経済的にもう今回はこれでおしまいですが、出来ればあと2回観たかった。
個人的にはこれがKing Crimson歴代最高の編成なのではないかとさえ思いました!

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