アメイジングすかんち2013
たぶん僕が一番好きなバンドはやっぱりすかんちなんだな〜。…というわけで、結成30周年ツアーの千秋楽に行ってまいりました!!前回観に行ったライブから2年。長かった!
すかんちのエンブレムが、再結成以降では一番豪華。さすがは結成30周年だ!赤のカーテンも美しい。そして!文明さんのキーボードブースにはKAWAIのトイピアノがあります。ということはですよ!あの人が復活してあの曲をやること確定じゃないですか!!
というわけで、予定時刻からやや遅れてSEが来ました!座っていたオーディエンスも続々立ち始めます。もちろん僕も続きます。一緒に観に来たKちゃんもしぶしぶ(笑)。Rolly氏は赤のシャイニーなジャンプスーツ。ポンプ氏はGOLDの頃を彷彿とさせる道化師の帽子をかぶっています。ドクターは黒のコート姿。文明さんは髪を切ってから拝見するの初めて。シルクハットに燕尾服という出で立ちでした。ベースは今回も佐藤研二さん。赤のシャツを着ております。
OK, Baby Joe
冒頭からガツンときます!ドクターのコーラスのキレもいいじゃないですか♪一緒に歌おうとして、感極まって声が詰まってしまった…!
恋のT.K.O.
立て続けに"Kiss, kiss"のサンプリングボイス。なんというか、もう興奮しっぱなし。…そして、Rolly氏の歌が物凄く上手くなってる!
Mr. タンブリンマン
ギターのアルペジオとフェイザーを掛けたクラビネットの音?のアンサンブルから突入!今回はいつもより長めのインプロヴィゼーションが入っている。ドクターの奏でるオリジナルのブラスのリフもしっかり聴こえて、文明さまのminimoogとアンサンブルしていて、全体的に新鮮なサウンドになっていた。
ウルトラロケットマン
前回のツアーより佐藤研二さんのベースは控えめだけど、それでも重くて・かつシャープなタイム感で絶妙にバンドのボトムを担っている。文明さんのクラビネットは、今回はKORGのTRITON?で奏でられているんだけど、不思議と音がリアルでよく通り、この曲のLed Zeppelinっぽさを強力に演出していた。
恋するマリールー
オーディエンスがShima-Changのパートもコーラスしている!あと、今回ポンプ氏のコーラスが凄く上手いことにも気づいた。高いパートも低いパートも、Rolly氏とマッチした声でしっかりキメている。まるでLed Zeppelinにおけるボンゾのようだ!
恋人はアンドロイド
曲が始まる前にRolly氏が「かつてないほど元気になっています。ドクター田中!」と紹介し、ドクターのMC。「俺ひとりになってもすかんちをやってるかもしれない」といって場を盛り上げたかと思ったら「といいつつ、今日で最後かもしれないけど」とオーディエンスを振り回して曲へ。改めて思うけど、再結成メンバーにドクターが入っていて本当に良かった。曲を歌い終わったあと、ドラムライザーにガクッと倒れ込み、文明さんがminimoogで救急車のサイレンを奏でる。そこにお医者さんとナースさん姿のスタッフさんが来て、ドクターの両脇を抱えてステージから連れ出します(笑)。
Sugar SugarBaby
文明さんのピアノに乗せて、Rolly氏のMC。「今日、ステージに帰ってきました。Shima-Chang!!」の声とともにすかんちのエンブレムが後ろに下がり、天使の翼で飾られた車椅子に乗ったShima-Chang登場!3年のリハビリの末、まだ不自由な体ではありますが帰ってきました!!ポンプ氏のドラムライザーが左に移動し、せり上がりが降りてきて、ドクター姿のドクター(笑)の先導でナース姿のスタッフさんに車椅子を押されてステージに。お元気そうなMCのあと、予想通り文明さんのトイピアノのアルペジオです。ドクターとナースさんが素敵な振り付けを披露してくれまして、会場一体となって踊ります♪途中リズムが裏返ったけど、2小節以内で全員復帰。こういうの、Led Zeppelinファンとしては嬉しいハプニングだ。
好き好きダーリン
そして続くはこの曲!今回はドクターのキーボードが良く聴こえるなぁ。中間部のオーケストラ調のところの文明さんとのアンサンブルがいい感じ!再結成以降しかこの曲はライブで聴いたことがないのだけど、今回は特に素晴らしかったように思う。曲が終わって、Shima-Changはステージを去っていきました。
かくれんぼ
文明さんの素敵なRhodesソロからポンプさんの重たいドラムが入り、突入!「はっぴいえんどに捧ぐ」でやっていたLed Zeppelin "No Quarter"風のアレンジがさらに拡張され、8分以上はあるかという白熱の演奏でした。ドクターがiPad miniか何かのガジェットでテルミンの音を出しているのも面白かった。皆の演奏が、もんのすごくカッコいい。終盤ではRolly氏がJimi Hendrixみたいなパフォーマンスでギターからノイズを出し、それをワーミーペダルでベンディングしてるのも興奮した。この曲、生で聴けてよかった〜!
ロビタ
オリジナルアルバムではラストの「ダブルダブルチョコレート」からは、まずはこの曲!たぶん僕はこれを生で聴くのは初めて。ライブで聴くとさらにいいなぁ。
スローソンの小屋
お、文明さんとドクターがギターを手にした。何が始まるのかと思いきや、Dのコードに合わせてRolly氏が歌いだしたのがこの曲。文明さんがギターを弾くのはSuzy Creamcheeseなどで知っていたし、ドクターも元々ギターを弾いていたというのはインタビューで読んだ事があるけど、実際に見るのは初めて。文明さんもちょっとソロを弾き、最後は佐藤さんも交えて弦楽器隊がステージ中央に集結し、Blue Öyster Cultの"Godzilla"に突入。曲のあと、Rolly氏が、予想外に始まったこの曲をちゃんと覚えていなかったことを悔やんでた。
必殺のハードラブ
今回はベースソロなし。この曲の目玉は、ドクターのリコーダーソロかしら。これがまた上手いし、尺もかなり長くなっている。前回のシンセリードのソロもそうだったけど、ドクターが脱退後の曲で目立ったパートをやるというのは、ホントに胸が熱くなる。曲のエンディングにはポンプ氏のドラムソロ。今回はMoby DickもThe Muleもついていなくて、サイズもちょっとコンパクト。でも、やっぱカッコいいな〜!僕にとっては日本一のドラマーだ!
恋は最後のフェアリーテール
文明さんのminimoogの独奏から。今回も16分音符のディレイがかかっていないのとフレーズが少し違うので、またもや引っ掛けられた!佐藤さんがリフを弾くときの音色が粘っこくてカッコ良かったな〜!
恋の1,000,000$マン
恒例の、本編最後の曲。いつもはワルツアレンジでピアノをバックにしたボーカルで、お札をバラまくところから始まるが、今回はRolly氏のギター弾き語りから。お札パフォーマンスは2回目のヴァースのところで。いつもはステージ下に落ちないように上手く投げているのだけど、今回はサービスかしら。ステージの下にもひらひらと一部のお札が飛んでいって、最前列のファンが拾いに行っておりました♪後半のオペラティックなところは、いつ聴いても胸が熱くなる!
MANGO JUICE
今回もこの曲が聴けて嬉しい!文明さんのパフォーマンスも素敵だよなぁ!
恋のマジックポーション
Shima-Changがまたステージに戻ってきた!最後はこの曲で大団円です♪やっぱり♪恋のカプセルナンバー1・2・3・4・5♪のところで感極まってしまう。Shima-Changは演奏終了後のMCで泣いていて、もらい泣きしそうになった。最後、佐藤さんは気を利かせて先にステージを後にし、メンバー全員で集まる。そのあと、文明さんも先にステージを去って、オリジナルメンバーだけでのごあいさつ。中盤のMCでもRolly氏がおっしゃっていたが、このバンドの武道館、実現したら絶対に観に行く!!
会場限定の「すかんち結成30周年記念ぷらいべいと盤」もゲット!申し訳ないのだが、最初は「スカンチンロールショウII」の録音の悪さと曲の地味さもあって、しかも今回はセルフカバー集ということで期待してなかったの…だが!おお!いいサウンド!ドクターと文明さんのキーボードパートの棲み分けもちゃんとしてるし、オリジナル以上にカッコいい曲も幾つもあるじゃないか!これはヘビーローテーションになりそう!ついでにいうと、そろそろオリジナルアルバム、復刻してもいいんじゃないですか!?そして「GOLD」と「ダブルダブルチョコレート」はリマスターしてくれると嬉しい。買い直す!
すかんちは永遠に不滅です!!
いつかShima-Changが完全復活して、サトケンさんとツインベースなんてことが実現したらいいな。それも武道館で!!
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