インドツアー2012:Day6
朝ご飯は昨日夕食をとった"Main Street"にて。南インドスタイルのティファン類はゴアでも毎朝食べていたわけですが、やっぱり本場は違う!サンバールの油やニンニクが過剰ではない代わりにスパイスと酸味、豆や野菜の旨味はしっかり効いてたり。この写真は9時方向から時計回りにレモン・セヴ(米粉を蒸して作った生地を麺押し器でニュルニュル出して、スパイスとレモン汁で仕上げたもの。こんな感じで作ります )、チャナ・スンダル(タミル式ひよこ豆サラダ)、ウタパム、野菜のクルマ(ポピーシードやココナッツで仕上げたこってり・マイルドカレー)。他にメドゥ・ワダやポンガルなども食べました。ティファン類の完成度も高いけど、サンバールと各種チャトニーの美味さがあって魅力は数倍にもなる。
こちらは渡辺先生のレポ。 たしかにアジャンタのサンバールとラッサムは別格だと思う。南インド現地で食べるのと比べて、明らかな遜色はないもんね。
まずはチェンナイを出てカーンチープラムへ。このあたりで最大のヒンドゥー教寺院であるエーカムバレシュワラ寺院を観光します。
シヴァと妻パールヴァティーがヒマラヤに住んでいたころ。ある日、パールヴァティーがいたずらにシヴァに目隠ししました。すると、世界は数年間闇夜に包まれてしまいました。シヴァの命令で、パールヴァティーはカーンチープラムのマンゴーの木の下で罪を償うため、シヴァのリンガを作りました。そのマンゴーの木があるのがこの寺院というわけですね。それを説明しているのがこのレリーフです。
何故か寺院内には食べ物や飲み物の屋台があります。とりわけ我々の目を惹いたのは右のタマリンドライスでした。美味しそうだったのですけど、観光が慌ただしかったのと、お昼のミールスの為にお腹をすかせておきたいということでスルーとなりました。大きな写真はこちらで。
インドの子供は生まれてきた時に生えている髪の毛は不浄ってことで、6ヶ月から1歳くらいで髪の毛を剃ることになってるらしい。この子は5歳くらいに見えるけども。そういうわけで、あちこちに髪の毛を剃った乳児を抱えた家族を見ました。
で、これが噂のマンゴーの木。これは2代目らしい。先代は3500年間生きたんだって。この周りを回ると願い事が叶うというので、みなさんぐ〜るぐる。
次はカイラーサナータ寺院。ここはお祈りなどにはもう使われていない、いわば遺跡となっている場所だそうです。
シルク製品の直売所を見学しました。ちょっと自分のテイストに合うものがなかったのでお買い物は控えましたけれど、この機織り器のスチームパンクな雰囲気は素敵♪
そして、そういうところにも牛さんがいるってのがインド的と言えなくもない。
そしてついに!
MEALS READY!!
この看板を見るのを楽しみにしていました♪
カレーサーバーが我々を待ち構えております!
観光地とはいえ、大衆食堂に16人の日本人ツアーが来るなんて驚きの出来事だったのでしょうか、お店の中は大盛り上がり!
バナナリーフぼ〜ん!
盛りつけ開始です!
ご飯の上にサンバールをかけて、マンゴーピックルやダールなど次々盛りつけていきます。インドでは甘いものは最初か中頃に食べるんで、写真右下にはケーサリー・ハルワー(サフラン色をつけたスージー・ハルワー)が盛りつけられています。
もちろん手で食べます。インドでは手で食べるものはちゃんと丁度いい温度になってるから大丈夫。ツアーメンバーの中には手食が初めての人もいくばくかおりましたが、皆さん楽しんでいました〜!
この日のメニューは…ライス、サンバール、マンゴーピックル、キーラ(アマランサスの葉を刻んだものを入れたカレー)、瓜と豆のクートゥ、アッパラム(パーパル)、茄子とピーマンのポリヤル、ケーサリー・ハルワー、ラサム、ウタパムみたいな家庭スタイルのドーサ、野菜のクルマ、ベジ・ビリヤーニー、ケーララ・パロタ、チャパーティーなど。どれも油少なめ、野菜の旨味とスパイスの風味しっかりなのでスルスルと入っちゃいました!
食事が終わってもノリノリの雰囲気は続く。「写真撮って〜!」とにこやかにポーズをキメてくれる。トイレを借りに2階に行こうとしたら、
「上にはキッチンもあるんだ。是非写真を撮っていってくれよ」
というわけで…。
お〜!大量のタマネギ刻み!壮観です♪
チャパティーの生地を練ってるところかな。
みんな、いい表情してる。ここでの食事は、今回のインドツアー全体での食事の双璧を成す人気となりました♪
さて、それではマハーバリプラムに移動です。
これが噂のクリシュナのバターボールです!横から見ると、結構安定して見える。
ピサの斜塔やタージマハルと同様、こちらの観光スポットではバターボールを転がそうとしたり、はたまたそれを支えるような姿の写真を撮るのが定番なのですが…!
犬も支えてる!!かわい〜!
近くにはアムラを売ってる屋台もありました。ピックルにしてるやつは初めて見た。
ちなみに、去年ネパールでも食べてます。
こんなのも売ってたみたいですね~!
マハーバリプラムの物売りは、しつこい。
ツアーメンバーが太鼓に興味をお持ちだったので、先生とガイドのミシュラ氏に値段を確認したあと、自分の分も込みで交渉にはいりました。最初、小さいヤツがひとつ1000Rsだという。「高すぎるよ。それ、ひとつ200Rsだろ?」というと「じゃあ2つで500Rs!どうだ?」という。「いやいや、ふたつで400Rsだ。それ以上は鐚一文払わないよ」と返すと、渋々「その値段でいい」と言ってきた。しかし敵もさるもので、こちらが500Rsの札を渡すと50Rsしか返して来ない。「あと50はどうした?」と訊くと「あなたの50で私幸せ」と、ふざけた返答をしてくるので、二つの太鼓を突っ返し、「じゃあこれは要らないから500返せ!」というと「50しかないんだよ…」と言いながら財布からお札を出して見せてくる。そこに50Rs札があるのに彼自身気づいて、「しまったぁ〜」という表情でこちらに残り50Rsを渡してきたので、商売成立。まあ大した値段じゃないんだけど、こういう交渉は半ばゲームというか勝負のようなもの。言い値で買うのは面白くないですよね。で、こういう場で買う太鼓は、大体売り手が音を出してみせるヤツより程度の悪い個体を押し付けられる。あまり期待してはいけません。ゲームよ、ゲーム。
マハーバリプラムのもう一つの観光名所、海岸寺院へも行きました。
寺院へ至る道の途中、海岸が綺麗だったのでフェンス越しにパチリ!
だ〜っと走って、可能な限り接近したショットも撮ってきた!
お腹いっぱいになるほどヒンドゥー教建築を堪能しました!
物売りの飼っている仔犬かな。かっわいい〜!
ゴアに引き続き、ナイスなビーチサイドのホテルです♪
翌朝は6時ごろから美しい朝焼けが見られるんだって!
お部屋も中々良い感じ♪ちょっとしたコンドミニアムみたいな感じなの。
近くの別のホテルのビーチサイドレストランでディナー。
風がめっぽう強かった。
メニュー構成はゴアの最後の夜に似て、美味しい焼き物の波状攻撃のあとでカレーというもの。さてさて、そのなかにこういうペンネのトマトクリームソースが出てきました。これが、いかにも「インド人が作ったイタリア料理」というもの。その特徴をどう言葉で言い表せば良いのか分かりませんが、渡辺先生と同時に「うん、これはインド料理だよね」という感想が湧いてきました。
また面白いのが、ここに限らずインドのどこでも、レストランではお皿が空になるかならないかのうちに下げに来る、しばらく手を付けられていないお皿はからじゃなくても下げに来る、というのがインド流なのですが、これは一押しメニューなのでしょうか。お皿が空になるまでは、他の料理を片付けにきているときでも決して下げません。結果、食べ残されたペンネのお皿は最後まで鎮座ましましているのであった。
お食事の詳細はこちらでチェックを!
写真には上手く収められなかったけど、綺麗な星空だった。
翌日の朝焼けも楽しみだな!
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