殺人カレーッ!
しかし相手は殺人唐辛子という名を持つ剛の者。安住の地も作っておかねばなるまい。…というわけで、牡蠣を具材にしてタミル風のシーフードカレーを作りました。
強烈な辛さはすでに体験済み。ホントは胎座の部分が香りが強くて美味しいんだけど、ここは涙を呑んで全て摘出します。なんせ17人の刺客です。胎座を触らないように、スプーンでていねいにほじっていきます…うわっ、揮発した辛味成分だけで目や鼻にしみる!
手で触らないようにしたのですが、流水で洗っているうちに水とともに若干手に付着した模様。目頭をうっかり触るとしみました。首筋が痒くなって掻いたら、もちろんそこにも。
さて、17人の刺客はカレーの中に送り込まれました。グツグツと不穏な音を立てながら煮えていきます。熟して黄色や赤になったのも混じってるから、見た目はカラフルでとってもきれい。
しかし気分はこうです。
殺人カレーッ!
…できた。
牡蠣のカレーは…うん、うまい!煮え具合もほどよく、牡蠣がプリプリです!ココナッツミルクのコク、ヨーグルトとタマリンドの旨味と酸味のバランスが思ったより良い感じにまとまってる。牡蠣とカレーリーフの相性もいいな!
そして手前が殺人カレー。正体は、なんのことはないミルチ・カ・サーランですが、唐辛子の辛さに対抗すべく、ピーナッツを大幅増量しています。ジャンマラ・クルサニの香りってとても強くて、ピーマンみたいだけど爽やかで、割と濃い目のグレイビーの匂いを上品にまとめています。…では食べてみる。む…やはり辛い!でも辛さはそんなに後を引かない。牡蠣カレーとご飯をちょちょっと食べているうちに痛みは去り、爽やかな後味が残ります。そういえば目頭や首筋もなんだかアンメルツ・ヨコヨコでも塗ったかのようなス~ッとする感じが。
…ミルチ・カ・サーランである以上、唐辛子は具!つまり食べなくてはなるまい。さて、食べてみると、煮込まれたジャンマラは甘みが少し出ており、めっちゃ辛いけど、美味いではないか。こちらも辛さは後を引かない。生だと1食に1個食べるのが限界なのが、5個ほど食べられました。お~、いいじゃん!そして、食べ進むと汗が滝のよう。マンガであらわすとこうです。
ミルチ・カ・サーラン、いろんな唐辛子で作るといいでしょうね!正直、僕は辛いのは苦手だし唐辛子マニアとも程遠いと思っていたんですけど、いろんな唐辛子を食べてみたくなりました。唐辛子の味って男のコだよな。
それではまた!
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