ネパールの旅 第2話:Coming Togerther With Kathmandu
タイの国王ラーマ9世は、国民にとってスーパースターだ。国土のあちこちに彼の写真が飾られている。もちろん空港も例外ではない。Wikipediaの検索欄に「ラーマ9世」と入力すれば、外国人であっても彼の魅力の片鱗に触れることができる。
飛行機に乗る前に、腹ごしらえをすることにした。空港には大したレストランはないが、それでも東京の大概のレストランよりも味の良いゲーン・キャオ・ワーンを食べることができる。これは風土も味の一要素ということなのか、食材の風味そのものが違うのか、判定することは難しいが。
飛行機が空に舞い上がり、アユッタヤーの上空あたりを通過した。ここで我々は初めて、洪水の惨状を目の当たりにすることとなった。状況はまだ、悪化の傾向にあった。バンコクの無事を祈りながら、我々はタイにしばしの別れを告げた。
分厚い雲の層から突如、ヒマラヤ山脈が現れた。初めてヒマラヤを見る僕とN女史は目を奪われた。信じられない光景だ。高度10000mを飛んでいるのに、雲から上に山が見えるのだ。まるで空に浮かぶ大陸のようだ。ついに我々はネパールに到着した。
空気は埃っぽいが、その香りには違和感は少なく、僕はむしろ親しみやすさを覚えた。
トリブバン国際空港の丘から見下ろすカトマンドゥの景色に、期待は膨らむ一方だ。そこに迎えに現れたのはY女史の友人。まるで日本人のようにも見える彼はビザエと名乗った。フレンドリーで、いい男だ。若く見えるけれど、僕と歳は殆ど変らないらしい。
で、車の中ではKREVAが掛かってた。スピッツ好きな僕は、この曲を聴いてやっと気づいた次第である。ネパールで日本語ラップを聴く気分ってのもなかなか乙なものだ。
車の揺れとKREVAの曲に身を委ねながら、カトマンドゥの街並みを走る。今日はヒンドゥー教の正月、ティハールの2日目、犬の日。街は旗とマリーゴールドで飾られ、無数に吊るされた色とりどりの電球が夜を待っている。
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