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エリックサウスでカレーたべようず!

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「カレーつくろうず!」仲間と先月八重洲地下街にオープンしたエリックサウスに行ってきました。店長の稲田さんとは日頃Twitterで情報を交換し合っていることもあり、今回の初訪問をとても楽しみにしておりました~。

それにしても八重洲は南インド料理店がこれで3つ目!すごい濃い地区になってますね!

すごく勉強になったので、備忘録もかねてのレポートです。だから薀蓄多めでごめんなさいなのですが、続きをどうぞ!

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オープン1か月記念、秋のスペシャルメニューです。今回我々は6人での参戦だったから、オーダーはもちろん…

「さつまいもと梨のカードライスから下まで全部!」

となりました。こういう豪快なオーダーを出来る機会って、なかなかない!

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まずやってきたのは「結婚式の秋刀魚カレー」です。ケーララ州の料理。トマトのグレイビーが絡められた、汁気少な目のカレー。濃厚な味のマサラに秋刀魚が全然負けてないし、火の通し加減が絶妙で、骨まで食べられる。ワイルドな味だけど下品にならない具合は「日本人による日本人のための南インド料理」と評される所以かも。この立地と店内の雰囲気にピッタリの味ですね!

…と、見渡すと、「カレーつくろうず!」に参加していただいている方々があちらにもこちらにも…!少人数の食事会のはずが、「カレーたべようず!」の様相を呈してきました。お店の中の殆どが知ってる人たち…!お一方には我々のテーブルに混ざっていただきました♪

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次にやってきたのは「フィッシュ&チップス feat. ライタ」。ちゃんとイギリス式な衣をつけて作ったフィッシュ&チップスにラーイタ(インドのヨーグルトサラダ)がついてくる。

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それを豪快にジャッとかけます。これはナイスコンビネーションだ!

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「ゴア酢豚 ぶどうパン添え」です。酢豚的なポーク・ヴィンダルー(ゴア州の辛くて酸っぱい、豚のマリネカレー)に、パイナップルを加えて酢豚的にしたアレンジ。このお料理について稲田さんがTwitterでつぶやいていたとき「名前はスブタルーにしましょうよ」と僕が言っていたのを覚えてくれていたのか、「はい、スブタルーです」と言いながら持ってきてくれた(笑)。

ヴィンダルーのスパイス感をもった酢豚という感じで、ぶどうパンとの相性がグッドです。ワインを飲みながらつまみたい感じ。これはセンスいいアレンジで、憧れます。

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次は「秋鮭のココナッツスープカレー すだち風味」。こちらもケーララ州のスタイルで、ココナッツオイルとココナッツミルクが利いています。このすだちが面白くて、まるでタイ料理のレモングラスみたいな香り方をする。鮭の濃い旨みをあっさり食べさせてくれますね。またこのグレイビーがインド料理のようなタイ料理のような、独特の複雑かつサッパリした風味で、パンとかパロータ(クロワッサン的なインドのパン)と合いそう。

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こちらは「チーズ焼きバターチキン」。某コンビニでバターチキン・ドリアをやってたのから着想を得たのかしら。マッカニー・グレイビーの味はあっさりめで、チーズの味を引き締める脇役に回っている印象。インドのパンより西洋のパンに合わせて、白ワインなんて飲みたくなる味。う~ん、洗練されてる!

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「大根ともつの煮込み」。キッチンでも「はい、もつ煮入ります!」なんて、居酒屋みたいな掛け声が響いて笑っちゃった。で、ルックスはカンペキもつ煮なんだけど、食べてびっくり。チェティナード風の八角を利かせた複雑な香味です。こりゃ面白いです!ごはんにかけてざ~っと食べたい味。

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フィッシュ・ミールスも頼んでみました。魚料理は既出の「フィッシュ&チップス feat.ライタ」と「結婚式の秋刀魚カレー」と「秋鮭のココナッツスープカレー すだち風味」なので、それ以外のお料理を見てみましょう。

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まずはミールスの定番、サンバール。ポタージュのように濃いめで、大根入り。うん、ご飯に合わせるならサラサラより濃いめのほうが、ラッサムとのコントラストも楽しめるし良いよね。味の感じが、僕が家で作るのに似てるな~なんておこがましくも思ったり。

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人参のモールカレーです。これはケーララ州の料理。ココナッツオイルとココナッツミルク、まさにケーララのフレーバー。ごはんの食べ応えをアップしますね!

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ケーララ~スリランカスタイルの豆カレー、パリップー。以上3種類とラッサムをジャ~っとポディをまぶしたバスマティ・ライスにかけて、混ざりあったところを食べましょう。一口ごとに、いろんな混ざり具合の味が楽しめます!

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ケーララ風のビーフ・ペッパーフライ。原型はアーンドラ・プラデーシュ州のチキン(orマトン)・ペッパーフライですが、しっかりケーララの味になってる。こちらは長葱を加えたスペシャルバージョンです。長葱とマサラって、予想以上に合う!!

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こちらがノーマルバージョン。どちらもココナッツオイル、ココナッツシュレッド、少々八角が入っていて、味はあっさりめにまとめてある。このケーララスタイルは、ワインにも合いますね。アーンドラのみたいに「ビールもってこ〜い!beer」な味とは違うの。「インド料理でビーフ?」というご意見もあると思いますが、ケーララとタミル・ナードゥには結構キリスト教徒が多いんですね。いわゆるクリスチャン料理というやつです。

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こちらはゴービー65。アーンドラ・プラデーシュ州のスパイシー唐揚げ「65」をカリフラワーで作ったもの。サラダ仕立てにして、トマトの利いた(ちょっとタバスコ的な味もする)マサラソースを添えてスタイリッシュにまとめています。65は決まった作り方がない料理で、大きく分けると単にスパイシーな衣をつけて唐揚げにするスタイルと、揚げたものをチリソースで炒めるスタイルに二分されますが、これは両者のいいとこ取りの上手いやり方。衣はベーサン(ひよこ豆の粉)で作っていますね。カリフラワーにはぴったり。ビールが進みます!

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丸十(さつまいも)と銀杏を加えた秋のスペシャル・チキン・ビリヤーニー。

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ビリヤーニーに使われたホールスパイスがディスプレイされています。うん、この八角が利いてる感じは日本ではレアで面白い。パキスタンの一部とケーララでは、ビリヤーニーに八角を入れることがあるのです。丸十の甘みを引き立てますね。ラーイタをかけるもよし、グレイビーをかけるもよし。ハイデラバードのビリヤーニーとはまた違ったテイストで、興味深くいただきました。

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「ここから下まで全部!」の一番上、さつまいもと梨のカードライス(ヨーグルトとご飯を和えたもの)です。スパイスと一緒にテンパリングされた豆のカリカリ感、さつまいものホクホク感、唐突に現われる梨のシャリシャリ感が、単調になりがちなカードライスの味わいを楽しくしてくれます。ウールガイ(タミル風ピックル。これはマンゴー?大根?…と思ったら柿だったらしい!)と混ぜ混ぜして食べると最高。締めに最高です♪

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楽しいミールスの食べ方。ナイルレストランじゃないけど、ミールスは「混ぜて食べて!」

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デザートはダール・パヤッサム。豆を甘く煮た、いわばインドのおぜんざい。僕はパヤッサムというと細いパスタの入ったセーミヤー・パヤッサムをよく食べるのですが、これもおいしい。甘すぎないのが素敵。

いろんな地方のお料理がありましたが、わりとどのお料理も「日本×ケーララ」的な洗練されてよくまとまった感があり、なおかつ大人しくてつまらない味にはなっていなくて、楽しいアレンジがしてある。このバランス感覚がすごい!「面白おいしい」ってのは、実にいいもんです。僕自身の趣味とか着眼点と合ってるところも多かったし、故にとっても勉強になりました~!

稲田さんともいろいろお話しできて、これまた楽しかったです。

近々再訪したいと思います。レギュラーメニューもいろいろ食べてみたい!

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