個人的にカッコいいバンド
まずは英国のロックバンドで大好きな三つを挙げたいと思います。
Queenから。
1977年のライブから"Death On Two Legs"。
Freddie Mercuryはド派手なアクションで歌い上げるのもいいし、(ライブでは雑だけど)ピアノを弾いているところもカッコいい。1曲でその魅力が両方味わえるビデオです。この悪趣味さを「宇宙一のカッコ良さだ!」と思ってしまった時点で、僕の未来はおかしな方向に行ってしまったのでは(苦笑)。
次、Led Zeppelin。
1975年のライブから"Trampled Underfoot"。
フロントのJimmy PageとRobert Plantのカッコよさもさることながら、この曲のようにClavinetなどのキーボードやマンドリンもこなすベーシストのJohn Paul Jonesとドコンバカンした音の隙間に小技が入りまくっているJohn Bonhamのドラムのコンビネーションが凄過ぎる。メンバー4人全員の顔が見える演奏ってのに、僕は延々とこだわっています。8年間Led Zeppelinのカバーバンドで演奏してきた経験が、僕のやりたい音楽の中核にあるんだな、といつも実感させられます。Jimmy Pageの真似をしてエアギターをしてきた十代中頃の日々のせいで、動かないギタリストが苦手なのも、もう変えられないわ。
個人的三大バンドの最後の一つで、Yesを挙げますか。
Jon Andersonの美声の裏でせめぎあう演奏陣。破綻一歩手前の、全員主役のアンサンブル!整い過ぎた演奏なんて、面白くないですからね。中性的な高音男声ボーカル+目立ちまくりの演奏っていうことに対するこだわりは、やっぱり捨てられない。ベーシストChris Squireの音に惚れまくっている僕は、ベースを始めて最初にコピーしたのがYesでした。え?おかしい?いやもう今更ねぇ?
まだまだいきます!
Emerson, Lake & Palmer。
1970年のワイト島フェスティバルでの、最初期のステージ。
ELPにはいい曲も沢山あるんですが、今回はライブパフォーマンスってことで。キーボーディストで、こんなにアグレッシブな人は後にも先にもいないと思います。僕はこれをみて鍵盤楽器が大好きになりました。ドラマーのCarl Palmerも常にドラムソロと勘違いしてるんじゃないかという手数の多さ。素敵過ぎる。この映像ではみられませんが、ベーシストGreg Lakeの甘い美声も素晴らしいんですよ♪
King Crimson。
1974年のライブから"Lament"。このイカレた曲構成と卓越したアドリブ、暴力的サウンドの応酬、たまらないです。ロックは衝動が命だと思っているのですが、派手なアクションも無いのに見た目にも熱さが漲っています。King Crimsonはメンバーが本当に流動的なのですけど、僕はライブ映像ならこのへんが一番目標に近い感じ。もちろん、僕の生涯初のギターヒーローAdrian Belewの在籍する1980年代以降もカッコいいですけどね!
The Who。
1978年の映像作品"Kids Are Alright"用にスタジオで開かれたライブでの"Won't Get Fooled Again"。ここまでお見せした映像どれも、「全員主役」状態でしょ?The Whoも例外ではありません。ロック・オペラやシンセサイザー導入など、同世代より一歩先を行くバンドでした(まだやってるけど)が、ライブパフォーマンスも素晴らしい。個人的に、Pete TownshendはJimmy Pageと並んで「動きが好きなギタリスト」です。こういうのをカッコいいと思うギタリストとバンドを組みたいなぁ。
ホントはまだまだ挙げたいけどこれくらいにして。
彼らの音楽性・パフォーマンスを全部ぶち込んでミックスしたような、なおかつポップな(で、もちろん歌だけじゃなくて演奏にもスポットライトが当たる)ロックバンドをやりたいのですが、実現するのがホントに難しいです。でも、ライフワークとしてこれからも頑張って行きます。
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