七草粥もいいけど、カレーもね!
パニール・ティッカです。自家製パニールはミルクの味がしっかりして、パサパサ感もなくて美味。タンドゥールで焼いた料理には定番のソース、グリーン・チャトニーもコリアンダーリーフの香りが高くて、それ系が大好きな我々には素敵な味♪
アーンドラ・プラデーシュ州発祥の、謎の料理チキン65。これはチキンをスパイスとカレーリーフとニンニクでマリネして、衣をつけて揚げただけのバージョン。トマト・チャトニーをつけて食べます。個人的には揚げた後にチリソースで炒めるバージョンが好きなんだけど、これはこれでアリ。ビールに合う。
ジャガイモ(ヒンディーで「アールー」という)の中をくりぬいてカシューナッツ、レーズン、タマネギ、ニンニクなどを詰め、タンドゥールで焼いた「バルワアルー」。凝ってますね!ジャガイモの風味がしっかりしていて、さらにフィリングのおかげでパサパサ感は皆無。美味い!これもグリーン・チャトニーをつけて食べます。
美味しいと評判のこのお店のビリヤーニーも来ました!…ベルギーで小便小僧を見たときの感じと同じ感想が湧いてきます(笑)。つまり小さい。この土鍋の直径が15cmくらいなんです。バスマティ・ライスとスパイスの香りが高く、味わいも濃厚なのにスッキリもしていて、なかなかのものです!付け合わせのヨーグルトサラダ「ライタ」も美味い!
今回のチョイスはベジタブル・ビリヤーニー。具材は人参、パニール、細かく切ったカリフラワーといったところ。ご飯はパラパラ感がなくてしっとりしていますけど、野菜のビリヤーニーならこんなもんかも。野菜から水分が出るので。量は少ないのが残念だけど、このあとまだまだ来るので、こんなもんでいいのかも。
カレーがドドっとやってくる前に、まずはラッサム。フレッシュ・カレーリーフの香りがビッと利いている。トゥール・ダールのポタージュとニンニクが多めに入っていて、味わいは濃厚。僕が作るラッサムはお吸い物みたいな感じに仕上げますが、そういう意味では、ここのはお味噌汁的な感じかな。黒胡椒の辛味とトマトの酸味バリバリではない。これはこれで、好きな味だ。
メインのカレー3種類がドドっと来ました!
南インドの定番、サンバール。サラッとしているのに旨みが濃厚で、これは多分ベースになるトゥール・ダールの煮方が上手なんだと思う。スパイスの使い方も、刺激をなくさない範囲で上品。このバランスが素敵だ。辛さも程よい感じ。タマリンドの酸味やらヒングの香りやらが突出しないので、クセが少なくて皆にお勧めできる。
「南インドのエビカレー」。南インド風とのことだけど、タマリンドの酸味やココナッツミルクの甘みのバランスがよくて、どっちも浮いてない。結果、濃厚かつさりげない旨味が出てるんだけど、このバランスを作るのは中々難しいと思う。
「バンガリー・チキンカレー」。バンガリーってのはベンガルのこと?バンガロールのこと?…しばらく考えても、味わいはベンガル風でもカルナータカ風でもないんだよね。なんというか、バターチキン(ムルグ・マッカニー)に近い。鶏肉はタンドールで焼いたっぽくて香ばしい。バターチキンほどにはバターが入ってなくて、なおかつ辛味が強くしてある。そんなイメージです。
シンガポール帰りのすーちゃんから頂いた、インド産のタマリンドペースト。ブロックになって売ってるタイプのタマリンドは、日本ではタイ産のが殆どなので、これは嬉しい。両方使って比べてみたい。
全体的に、洗練されていながらもスパイスの香りや刺激はしっかりしていて、個人的には目指したい味。料理人の腕前の良さがあちこちに光る料理の数々でした。ともかく何事においてもバランスがいい。店内もオシャレだし、お出かけ用としてもお勧めですね。ただし、お米系のメニューはいずれもポーションが少ないので要注意です。
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