アイルトン・セナ ~音速の彼方へ
今年の5月1日、F1ドライバー、アイルトン・セナが亡くなって14年が経ちました。生きていれば今年、50歳です。これを記念して映画が作られました。そのタイトルは「アイルトン・セナ ~音速の彼方へ」。そして奇しくも今年、僕はセナが亡くなった年齢になりました。
1994年5月1日のこと、今でも忘れられません。
僕がF1を観はじめた時、セナは既にスーパースターで、「セナvsプロスト」の対決の構図はいつもモータースポーツファンの関心を集めていました。僕はといえば当時のブームに乗って眠い眼をこすりながらF1を観ていただけなのですが、それでもセナとプロストの走りは心を熱くさせたものです。
映画はカート時代をイントロダクションに、1984年から年代を追って進んでいきます。セナの輝かしい才能とともに、モータースポーツの裏に絡んでくる政治やカネの問題、セナの苦悩やプロストとの友情が次第に確執へと変わっていく様子、華々しく人気を集めていたと思われていたセナが実は孤立していたエピソードなどが当時の映像で生々しく語られていきます。それにしても日本の映像がヤケに多いのがまた面白い。あのころ、鈴鹿は本当に熱かったな~!高校の時の地学の先生は仕事を休んで鈴鹿に行ったりしていたものです。
そして、ストーリーは1994年に進んでしまいます。あのイモラ・サーキットでのサンマリノ・グランプリに…。バリチェロ(当時まだ21歳、デビュー2年目。若い!)のクラッシュに続き、ラッツェンバーガーの事故死。波乱含みの予選にすっかり憔悴しているセナの不安げな顔が何シーンも映し出されます。
そして5月1日、本戦。
その結末はもう、16年前から分かっているんです。でも、あのクラッシュのシーンを観て、16年前と同じように「セナ、死なないで」と祈っている自分がいました(調べてみたら、あのクラッシュのシーンは日本では中継の前番組で放送されていたんですね)。そして、日本の解説者たちがセナの死を告げるシーンでは、やっぱり涙が出てきました。
あれから、F1をあまり観なくなってしまったなぁ。好きなレーサーは今でも結構いるんですけど、あんなに熱くなったことはもうないのかもしれません。とはいえ、またF1をちゃんと観たくなった。いつでも夜更かし出来る訳ではないけれど…。
映画が終わって、
横浜へ移動。続きは次の日記にて。
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